2013年6月23日日曜日

矯正と軟化と体力温存

矯正においては現在チオ+システアミンの低アルカリ高還元処方が主流で、理由としてはハイダメージに対するリスク回避と質感の良さ、お手軽で手間がかからないのがポイント。注意点としてはシステアミン濃度の使い分けと、チオ側のアルカリ度の調整。当然の事ながらシステアミン濃度が高ければ低アルカリに調整しても表面軟化は進むので、ある程度太くて耐久性の高い毛髪かつ癖が伸びにくい毛質に有効。逆に細くて弱々しい髪質にはシステアミン濃度が高く、高アルカリの条件下では軟化が進みすぎて取り回しの難しい状態になるので、システアミン濃度は下げたほうが軟化が進まなく取り回しが良い。いずれにせよチオとアルカリの関係性がある為、毛髪体力を温存せざるおえないタイプの矯正にミックス還元は配合でのシビアなコントロールが必要。酸性矯正はアルカリタイプのチオを最初の短時間で浸透させ、水洗後に弱酸性域のチオを2ステップで処理する為、手間はかかるが毛髪の軟化をさせずに必要最小限のダメージで施術する事ができる。

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