2013年6月12日水曜日

パーマ形成のデザイン(前回の補足含む)

前回は還元剤についてのanionの思考をご紹介しました。判りにくい事もあったかと思いますので補足として一番重要な事を書いておきます。高還元低アルカリでのシステアミンベースの還元で一番重要とされる部分、多分どのパーマにもおける事ですが還元チェック俗に言うテストカールの部分です。ここを見誤ると理想のカールとはかけ離れてしまいます。そこで私のチェック方法をこっそりお教えいたします。まず、全体にロッドを巻いてからデザイン的に見えない部分に細いロッドを巻き付けます2~3回転ぐらい。私のカーリングはノンアルカリのシステアミンつけ巻きが基本ですから、巻き終えた時点でどの程度のループを描くか確認します。大体は巻き終えた時点でロッドサイズの5~6倍程度に出ます、ハイダメージで4倍程度。これが同一ループを超えてしまうと矯正の還元になって腰が折れてしまうので、もう少し早めで上げます。コールドであればアクティブあわせて大体2倍~3倍これはけっこうしっかり目なので4倍のアクティブ即流しからクリープに入れて細めロッドで状態温存でかけるか、2倍の仕上がり想定ロッドでかけるかが変わります。これはデジやエアウェーブ、縮毛矯正にも応用が利きます。(ふんわりカールであればこれに限りません)還元度合いによりロッドサイズが変わってくるという事です。逆を言えばある程度還元が弱くても細いロッドでかけることで毛髪体力が温存できます。

パーマ形成のデザイン

まったくもって大それたお題ですが、私の描くパーマデザイン思考というのは2種類あって、例えばロングの場合、長さに対して毛先数センチにウェーブが出るわけですがこれを視野に入れて大きめのロッドで巻くか、または毛先のみにアプローチをかけて細いロッドで巻くか。これはパーマデザインとしてかなり別物になってきます。今回は補足がありましたので続きはまた次回お楽しみに。


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